「わからんけど」

「あはは、本当だ。“わからんけど”ってゆってるーｗ」


ある日、唐突に言われた。
話を聞くと、あたしはよく言葉の終わりに「わからんけど」と言うらしい。で、その口癖が編集長に伝染ったとか。さらにもぐたんも「わからんけど」とよく言うそうだ。


先日、この3人が編集室にいた。
飛び交う「わからんけど」。
編集長はある人に「（わからんけど、で〆るのは）とても無責任な言い方だ」といわれたそうだ。それを聞いて「ほんとだ」と思ったらしい。



「違うんよ」と説明した。
「わからんけど」というのは、自分が適当なことを言っているからではなく、なんとなくどこかで「確実に見聞き」（←ここ重要）した事を話した後にくっつけるものなの。要するに「情報源はわからんけど」という意味なの。わからんけど。


しかしこれが理解されたかどうか。



どうでもいいや。




で、ひとしきり「わからんけど」について話し、その後3人でジュンク堂に行った。

料理本コーナーで、背後から「クゥゥゥゥゥ～」と腹がなる音。

編（小声で）「　はらが　なった　……　」

……知らない人がすぐそばにいるのに。。


そろそろ帰ろう、と編集長に向かって声をかける
「ほら編集長、いくよ！」

編（眉間にしわをよせながら）「犬を呼ぶみたいに呼ぶなや」

……側にいたオシャレな女性が驚いた顔をしてこっち見た。


本の山をかかえ、レジに行きピッピッピとバーコード読み終わり

編「　さいふ　わすれた　……　」

……あたしがカードで立て替えた。



ちなみに、ジュンク堂のコミック館的なものが別にできるんだって。プラーカ2と3の間の地下っつったかな？忘れた。「N県は多くの漫画家も輩出してるし、日本海側最大のコミックマーケットもあるし、ビジネスとして成り立つ」とかなんとかだそうだ。わからんけど。