たてこもり。

引きこもりじゃないよ。


えーと。

朝、なぜか鳴らない目覚まし時計を恨みながら便所にいって、その窓からいつものように外を見たら救急車が停まってる。
アララ、お隣さんかお向かいさんのおばあちゃんが倒れたのかしら。
この通りは老人が多いからなぁ。

ふと視線を右に移すと、そこには消防の工作車。


（ﾟдﾟ）


え？なに？火事？
やべえ。この年の瀬に。

でもサイレン聞こえなかったよ。

あれー？と思いつつ、尻を拭いて居間から外を見てみると








サスマタ持った警官（ﾟдﾟ）
当然ながら、消防と救急隊員もいる。

写真手前のおっちゃんたちは近所のみなさん。
「なにがあったんですか？」
と母親が声をかけると「いや、全然分からないんだけど」と前置きをしてから

・女性が包丁を持ってあばれてる
・家に火をつけたらしい

と比較的詳しく教えていただきました。

その立てこもってるのがあたしの2コ下の、小学校とか中学とか一緒だった子らしい。
今はその家に一人で住んでるとか。
前にも兄弟喧嘩して、暴れて、救急車がきたとか。

それはうちのかーちゃんから聞いた。



はー、と思ってかーちゃんと窓から見ていると








あたしも見る。


と、ネコがやってきた。


ボス、ボスはすっこんでてください！


やだ。見る。



と、一緒になって見てました。





ちょっとかわいい。


で、家の前に緊急車両がだーっと並んで停まってるんで、あたしは出勤できず。
先頭から

移動交番
消防車
パトカー
工作車
救急車

さすがに「会社行きたいんで、どいてもらえませんかね」とか、ジュラルミンの盾持ってる人に言えない。オレンジの人にも言えない。マスクしてる水色の人にも言えない。

ということで、諦めて窓から観察しながらコーヒー飲んだり朝ご飯食べたり。



その家から、なんか大きな音が聞こえてきた。
なんだろう？嵐かなんかのCD？なんかライブ系の音とか。
ここまで聞こえるってゆーのは、そうとうの音で流してる。

そうこうしてるうちに、彼女のお兄さんがやってきた。
説得してるのかどうなのかまでは分からなかった。
ドラマみたいに拡声器使ってるわけじゃないし。

それからまた30分くらいして、なんか大きな音がした。ガコッつーか、ドンってゆーか。
え？と思って姿勢をただして見てみると、家の脇にいた警官が家の正面にみんな回っていく。
窓から中に入る警官も。

5分くらいして、パトカーから「確保」という単語が聞こえてきた。

それからしばらくして救急車からストレッチャーが運ばれ、暴れてたと思われる女性が口のところを白いもので覆われて運ばれてきた。舌噛まないようにかなぁ。
外がらストレッチャーのガラガラいう音がすると

なに？



すぐに鑑識さんが入って、写真を何カ所かで撮り、撤収。

あたしも出社。

大丈夫かなぁ？
会うと挨拶する明るい娘さんだったのに。

ということで、続報をまて。
あるかどうか分からないけど。