西と、東。

市町村合併する前の新潟市は、いわゆる「西」と「東」がありました。
もちろんそれは区名にもなり、現在も意識的には生きております。

ただし以前からの“西”と“東”は、そっくりそのまま「西区」「東区」に該当するわけではありません。



「あたし、“東”って嫌いなんさ」
「“東”には住みたくないなー」

自分の周りの“西”」の人間は、殆どこう言います。
殆どって言っても、4人くらいだったかな。
別に「“東”って好き？」と聞いてるわけではなく、一緒に車にのって東方面に行くときとか、自然にそんな話題になるのです。

そしてその理由も大体みんな同じ。一番多いのは「暗い感じ」でした。陰気くさいという意味ではなく「道路が」とか「街灯が少ない」とか。「方角がわからなくなる」という話もあり。


一方“東”の人たちは「“西”には住みたくない」と言います。
全然つながりのない、ふたりの友達がふたりとも「お高くとまってる感じがするから」と答えました。
それと「迷子になるから」とも。

方角が分からなくなるのも迷子になるのも、多分道に対する「慣れ」があるとは思うのですが、“西”でも“東”でもない自分は、両方の言ってることがなんとなくわかります。


にしても、どっからどこまでが“西”で、どっからどこまでが“東”なんでしょうね。
自分的には栗の木バイパスから阿賀野川左岸までが“東”、関屋分水から「スナック大穴」までくらいが“西”ですね。どちらもバイパスから海側で。


自分が住むなら……