あぁー

叔母が亡くなりました。




先日東京へ遊びに行った際にお見舞いしてきた叔母です。
その時は見た瞬間「うゎ、やべぇ」と思ったのですが、後日訪れた別の親戚いわく「前に行ったときより顔色よかったヨー」とのこと。
んじゃあまり心配することないのかな？と思ってたのですが、急に容態が変化し、あれよあれよという間に……。

最後はほんとに静かに、静かに息をひきとったそうです。



うちの父親の妹にあたる叔母でして、毎年夏になるとこっちに遊びにきてたのですが、父方の親戚の中で一番元気がいい叔母でした。

父の実家があるのはとても小さな村で、どこに行っても屋号で通じます。

もう、毒を吐かずには済まない性格。

人の話をよーく聞いてくれた人。

タバコが好きだったけど、「やめたいんだよね」って言ってた。

んで、うちの母親がやめたって話聞いたら「あたしもやめる！」って言ってた。

でもやめらんなかった。

ものすごく声が通る人で、歌も上手だった。

「おばちゃん」ってより、あの人は「友達」に近かった。

叔母の娘（私にとって従姉妹）とも、親友みたいに接してた。




あんなに恰幅がよかったおばちゃんは、最後にすごく小さくなってた。



酸素のチューブを鼻につけて。






体中の肉がそぎ落とされたみたいになってた。






最後に別れるとき、手をぎゅっと握って「ありがとうね」って言ってた。




おみやげで持ってった、うちの母親がゆでた菊は食べれただろうか。
柿も食べれただろうか。

最後は苦しまなかっただろうか。




だめだ。
ついさっきまで泣かなかったのに、今になってきゅうにきた。

叔母を見送りに、土日は千葉へいってきます。