おとうちゃん。

本日夕方、姉からメールが届きました。


「お父さん、頭に転移してたって」


あー。ついにー。


うん。
肺がんってのは、脳に転移しやすいんだって。
なんかこう、場所的にも脳に近いし、リンパが直通だからとかなんとか。よくわからんけど。
で、とうちゃんが肺がんだってわかってから、医者からもずっと「脳に転移したら一大事だ」みたいに聞いてたんですよ。「脳に転移した腫瘍が痙攣したら、即死」とも。
でも「もし転移がみつかったら、五泉の病院にすぐ紹介状書きますよ」と、言ってくれてたのを覚えてます。

その五泉の病院には、県内で唯一手術なしで脳腫瘍とか静脈・動脈瘤をとることができる機械があるとか。


「病院の場所がよくわからない」と姉からメールが追加でやってきたんで、Google Mapで調べてプリント。
それを持って今日はちょっと早めに帰宅。
帰ってお茶の間をあけて開口一番


「おとうさん！　頭、大丈夫なん？！」


当然病的な意味で('A`)
おとうちゃんは「何がか」といつものようにﾆﾔﾆﾔ。
ﾆﾔﾆﾔすんじゃねー。

プリントしてきた地図を渡し、詳しい話を聞くと

・何年かぶりに「そろそろ脳の写真撮ってみっか」と医者に言われ、撮ってみた。
・脳の外側に1.5cmくらいの腫瘍発見。
・「ちょｗ先生、結構でかいねっかｗｗｗｗ」と父。
・「んあー、2cmくらいにならないと治療できねんよ」と医者。
・「きっと神様が（そろそろ写真とると腫瘍が見つかるよと）教えてくれたんだよ」と医者。とうちゃんは「おれ、神様なんか信じてねーぜ（笑）」

ってな感じらしい。
だから言ってやった。
「だっけさ、神様が“そろそろ信じれて”つって、教えてくれたんだよ」って。


つかね、脳の腫瘍はあまり早期発見すぎても、ダメなんだって。だから今回の発見は非常にタイムリーだったそうだ。
小さすぎるとコバルトの照射ポイントが確定できないらしい。

しかもね

照射するのに頭を「ビタ1mm」も動かさないために、頭がい骨4か所に穴をあけ、そこをネジで固定するんだそうだ。

いてーよ('A`)


おとうちゃんも医者に聞いたそうだ「先生、それ痛くないんかね？」と。
したら「あー、まぁ、麻酔かけるから痛くないと思うんだけど、でも痛いだろうねえ」と言われたんだって。適当なこといいやがって。


で、姉からのメールには「一泊二日の入院なんだって」とあったんで、月曜に即入院かと思ってたんですが、どうもちがうようす。
おとうちゃんがいうには「とりあえず紹介状書いてもらっただけだから、入院になんだかよくわかんね」って。適当なことい（ｒｙ

だからプチ必死に訴えたよ。
「だ、だって、入院だったら準備がいるよ！」
「なんの？」
「せ、せんめんきとか…。お風呂入らなきゃでしょ！」
「1日くらい、いいねっかｗｗｗｗ」
「えー、だって頭に穴あけるなら、頭も洗わなきゃだし（ボウズだけど）」
「アルコールで消毒されるてばｗｗｗｗｗ」
「お泊りなら歯磨きもしなきゃじゃん！」
「1日くらいしねだっても虫歯にならんてばｗｗｗｗｗ」



('A`)



てなわけで、後日談はまた今度。