さて、事故のようす。主観的に。

先ほど代車（レンタカー）のミラに乗って帰宅。
やっぱり代車はATに限るのだが、今回はMTでしかも

喫　煙　車　だ。

「結構念入りに消臭したみたいですｗ」というディーラーの営業さんがいうとおり、そんなに気になるニオイではないので、とりあえずスルー。
鼻が完全に通るようになって、ニオイに敏感になってきてから車を変更してもらえるかどうか確認します。


さて、事故。

場所は新潟市の隣町の、とある交差点。
車の通りは比較的少ない道だと思います。
その交差点、目印になるようなものはコンビニくらいなもの。丁度角っこにあって、駐車場への出入り口が二カ所ある、田舎によくあるタイプのコンビニです。
そのコンビニを左手に見る感じで信号待ち。
自分の前に2台。合計3台で並んでました。

真ん中の車、つまり今回私の車にぶつけてきたのは、旧型のデリカ。
自分は特に車間をつめるわけでもなく、いつものよーに停車。
ふと前の車の後退灯がつくのを確認。
信号待ちのときに「P」に入れてるAT車がよくいるので、それだろうと。
んで「あ、信号が変わったのかな」と思ったのですが、なんか違う。

本当にバックしてくる！

うわ、どんどん下がってくるよ！
ぶつかるぶつかる！

と、ここまで2〜3秒。
ブベー！とクラクションならしても、まだ下がってくる。


当然「ドン」と当たるわな。

うゎ、なんでクラクション鳴らした時点で停まらないんだ、アホが。最悪。なんて思ってる間も後退灯が消えない。


ﾒｷｮﾒｷｮ ﾊﾞｷｯ......


これは事務所で事故の様子を説明したときに使った表現なんだけど、まるで電車の少しだけあいてる座席スペースに、お尻をねじこんで無理矢理座るオバチャン的イメージ。

「あれ？なんで自分の車、止まってんの？　よいこらせ！」

って無理無理下がってきたような、そんな感じ。



これにはさすがに、ぬるま湯な鳥屋野潟が沸騰した。



運転手が下りてきたのは、そっからまた数十秒してから。
ものすごい呑気な感じでヒョッコリ顔を出し、自分の車のオケツが私の車のかわいいフェイスに超めり込んでるのを見て


「あれー？」


な感じで首をかしげてらっしゃいました。



私の事を知ってる方なら、きっと驚かれるかもしれませんが、その瞬間わーっと窓を下げ風邪っぴきのかすれ声で


「なにしてんすか！！！！！！！」


とキレました。一応敬語で。事務所では「それは敬語ではない」と指摘されました。



相手は私と同じくらかな？って感じの女性。わかんね。もしかしたら、もすこし若いかも。どうでもいい。
彼女はキレた私に対し、超小声で「すみません」とおっしゃいました。でもなんか変な感じ。普通自分がぶつけた立場だったら「うわ、やべー！あやまんなきゃ！」って思いますが、今回の彼女の場合は、なんつーかものすごく不思議そうな感じだったんですよね。

「なんでここに車があんの？」

くらいな感じ。それは後で話を聞いたら納得いたしました。



「とりあえず、中はいりますから」

と彼女にコンビニの駐車場に入るように誘導されました。
ここでも軽くキレ。

おめ！おめが！おめがぶつけてきたのに、なに冷静に仕切ってんだや！

いや、うん、キレちゃいかん。冷静にちゃんとしないと。見落としやり残しがあったら絶対後悔する。
ということでコンビニの駐車場に車をいれ（自走はできた）、車をおりました。外は雨。



「なにやってんすか！　いきなりバックしてきて！！！」

と、一応怒りの姿勢をみせておき、私はすぐさま携帯を手にとり「じゃ、警察呼びますね」と。
夢にまでみた110番。でも夢の中で110番は、なかなかプッシュできないのでイライラしました。なぜか時報にかけたりとか。まぁいい。そんなことを0.3秒で思いながら、まてよ、なんであたしが貴重な時間と料金（緊急電話は無料だというのは後で気づいた）を使って110番しねばねんだ、と気づき、彼女に「携帯持ってますか？そっちからかけてください」と命令。一応敬語で。

彼女が警察の方と電話で話してる間、私は事務所と自宅へ電話……しつつ彼女が警察へ間違った事を伝えてないかチェックすると同時に、どこがいっちゃったか確認。
見事に割れたウインカーのカバーを見て半べそ。ボンネットなんか盛り上がってるし。あああ。



数分でパトカー到着。

あれこれ提出物を求められ、事故の状況などを確認。
彼女もごねるわけでもなく正直に「自分が100％悪い」と言っていた。そこだけは偉い。

さて、なんでバックしてきたか。

彼女はそのコンビニに入ろうと思ったそうです。
で、後ろに車いないし、バックして駐車場の入り口から入ろう、と思って、バック。
したらいないはずの車がいてたまげた。

そうです。

「（コペンが）小さくて見えなかったんですよー」

だって。



あり得ないヽ(`Д´)ノ

つーかな、その言い訳だとまるで小さい車に乗ってる私が悪いみたいじゃねーか！
しかもそれを3回くらい繰り返して言ってたし。
ざけんな。

むしろそれなら旧型デリカを売るときは

「後方に高さ1,245mm以下の車がいた場合、ルームミラーおよびサイドミラーでご確認いただけません」

って注意が必要だろ！
んな車売るな。ざけんな。


しかもだ。
彼女は私が鳴らしたクラクションを認識していた。
「あー、鳴らしてましたよねー」だって。


聞こえたら、停まれヽ(`Д´)ノ
おかまいなしに下がってくるから、てっきりカーステレオで大音量の何かを聞いてるんかと思ったよ。




んっとにバカなのか？と思ったのが、同じくパトカーの中でお互いに連絡先を交換してたとき。
警察にも自分の仕事を説明するのと、昼間の居場所を説明するのに、“あの企画”のために作っていた某雑誌の名刺を出しました。彼女にもそれと同じものを渡しました。
もちろんそこには某雑誌のロゴがあるわけです。
それを見た彼女。

「あ…あー、◯◯ですねー。これって新潟の雑誌ですよねー。たまに買ってますよ。すごく面白くてﾅﾝﾔﾗｶﾝﾔﾗ」

いっときますが、パトカーの中で事情聴取されてるときですよ。
警察官の方は黙ってらっしゃいました（免許の転記とかなさってた）が、さすがにそんなときにそういう事を言われても、なので。

「ありがとうございます」

と一応お礼は言い

「でも今はそれどころじゃないですよね？」

と、ピシャリ。
それ以降は黙っていただけました。

罪の意識とかそういうのはないのだろうかね。わかんねけど。



その後パトカーをおり、再び彼女と1vs1。また「小さいから見えなかった」としつこく言ってきた。
そんなんならでかい車になんか乗るな。運転席後ろのドアとかベコベコだし。おかげで警察にも

「なんでバックしてきてぶつかったのに、ここが凹んでるんでしょうね」

って聞かれたんですよ。「元からこうだったようですよ」って苦笑いでしたが。

ちなみにデリカは無傷。
荷室にあがるためのステップと、その下にある物干竿みたいなやつでギューっと押された感じだったので、被害はほんとこっちだけ。涙。

事故現場から去る時、真剣に三菱に「後ろが見えない車を売るな」って電話かけようかと思った。でも「モンスターﾅﾝﾄｶ」って言われんのもやだからやめた。

車を自宅に向けて走らせてるときに彼女の保険屋さんから電話があったんだけど、それも超事務的な感じだったから、あったまきた。それが普通なんだけども。そして「また後でこちらから電話する」と留守電に入ってたのに、電話がないからさらにあったまきた。それでいいのか、某損保。

バックの彼女も某損保と同じ系列の生保の外交。
私は最近「生命保険を見直さなきゃな」なんてウスラボンヤリ考えてたんだけど、その生保には死んでも入らないと強く誓った。


ところで、人身事故じゃなければ、手みやげ持ってお詫びにいかないものなの？　行かなくていいの？