さむい。

ごめん、そんなに寒くないわ。

ただ、風が強い。

2006年だったかの、あの大停電を思い出す。

お昼くらいに家を出て、編集室へ。

道中、視界が8割ほどさえぎられるほどの吹雪。

100ｍ先を見るのもやっと。

事務所について、机に向ってからは夜の10時すぎまでほぼ動かず。

1日の総歩数1300ちょっと。

歩かなすぎ。



夜は編集Tを自宅付近まで送っていくことに。
道路はｺﾁﾝｺﾁﾝｺ。
先日その編集Tの元に届いた、彼女のおばーちゃんからのメールにあったフレーズ「凍てついてる」がほんとそのまま当てはまる景色。
空気が乾燥していて風が強く、さらに気温が低いため、サラっとした雪が降って舞い上がって地吹雪となっていた。

「西部劇みたいだねー」

なんて中途半端な冗談をかわしながら、車を走らせる。というか滑らせる。

彼女を下ろしたあとは最短距離でバイパスに向かう。とりあえず上にあがっちゃえば、絶対大丈夫。
桜木から黒崎、亀貝をすぎ新通。このあたりで一段と地吹雪がひどくなった。
が、道路が黒い（凍ってない）ので、比較的楽勝。

んが。

だんだん自宅に近づくにつれ、世界が真っ白、いや、真っ黒になっていく。
対向車のライトが、蛍の光なみにしか見えない。信号なんかうんと近づかないと判別できない。

つーか、今自分がどこを走っているのかもわからなくなる。





白銀地獄。
昔、我ながらいい言葉を作った、と思った。

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あ、ほかに使ってる人いた。


自室に戻って、ベランダに出してあったAWASを手にとる。
いい冷え具合。




全然関係ないんですが、「大寒」を「おおさむ」って読むのはアリですか？ナシですか？